特許取得済みのSilverFast ExpressScan機能（「Method for scanning originals」、特許番号：US 11,558,529 B2 & EP4109866）は、数倍速くスキャンし、貴重な時間を節約することができます。複数の画像をスキャン方向に対して横並びに配置することで、スキャン回数を少なくすることができます。
特許取得済みのExpressScanは、バージョン9.1からSilverFast Archive Suiteに含まれ、スキャンフレームの位置から判断して、自動的に起動します。これにより時間を大幅に節約し、またハードウェアの消耗も抑えることができます。この新しい方法によって、スキャンパスの回数を最低限に減らすことができます。より多くの画像を並べて配置することができれば、その効果はより大きくなります。多くのフラットベッドスキャナーでは、50％から75％の時間短縮が可能です。
ExpressScanは美術館や博物館、画像アーカイブなど、時として非常に古く、それゆえに非常にデリケートな画像を慎重に扱わなければならない場合に最適な機能です。また、スキャナやフィルムの原本を保護したいと考えるすべてのユーザーにもメリットがあります。ExpressScanはスキャナーの機械的な動作の回数と、画像素材が照射される光の量を大幅に削減することができます。
ExpressScanが有効な場合、ExpressScanストップウォッチアイコンがスキャナステータスダイアログに表示されます。
ExpressScan機能はフィルムホルダーを使用しているかどうかに関係なく、フラットベッド上にスキャン方向に並べて置くことができるすべての画像に対して使用することができます。 SilverFast ExpressScanは、スキャンフレームの位置が適合すれば自動的に起動します。ExpressScan Boost を使用して以下のスキャンを高速化することができます。
写真
スライド
ネガフィルム
フィルムストリップ
ネガストリップ
ExpressScanの処理速度を最大限に活用するためには、特別な設定が必要です：
フラットベッドスキャナー
SilverFast Archive Suite、バージョン9.1以降
マニュアルスキャンモード（ワークフローパイロットを無効化）
スキャンフレームの位置：スキャン方向に対して正確に横一列に並んだフレームが2つ以上あること
すべてのスキャンフレームで同じスキャン解像度
SilverFast ExpressScanは、PREMIUMエディションであるSilverFast Archive Suiteに含まれています。
SilverFast ExpressScanは、以下のスキャナでサポートされています：
Canon
Epson
Microtek
Plustek
Archive SuiteのデモバージョンでExpressScanを試すことができます。まずは、SilverFast Ai StudioとHDR Studioの2つをインストールしてください。はじめに、それぞれのソフトを一度だけ起動してデモ期間（30日間）を開始してください。この機能は、両方のプログラムを一度でも起動した場合にのみSilverFast Ai Studioで利用可能です。もちろん製品版と体験版を組み合わせてExpressScanを試すことも可能です。
スキャナーのフラットベッド上の画像の配置は、ExpressScan機能の速度の向上に非常に重要です。 ホルダーを使用せず画像を配置することも基本的には可能ですが、少なくとも写真プリントをスキャンする際にはホルダーを使用する事が必要と考えます。これらのスキャナには2つのフォーカスレベルがあり、ホルダーを使用する場合とガラス面に直接置いてスキャンする場合のいずれかにフォーカスを調整することで、シャープなスキャンを保証します。ガラス面全体のスキャンモードを使用する場合、これらのエプソンスキャナーでは、赤外線チャンネルを使用してホコリやキズを除去することはできません。フィルムホルダーを利用しない場合、より多くの画像をマウントすることができますが、私たちはエプソン純正ホルダーを使用することの利点を確信しています。
ExpressScanは、ホルダーに水平に隣り合う画像が多ければ多いほど、スピードが向上します。 大量のネガフィルムをスキャンする必要がある場合、Epson GT-X900またはEpson GT-X980のユーザーは、GT-X900、GT-X970のネガホルダーを購入することも検討すべきでしょう。このホルダーは 4 つのネガフィルムを並べて配置できます 。GT-X980ホルダーのアクリルガラスカバーは、スキャン時にニュートンリングの発生の原因となるため、多くのユーザーはガラスレスホルダーを好みます。GT-X900、GT-X970ホルダーは、GT-X980ハードウェアにも適合します。
エプソンのA3スキャナーをお使いの方であればExpressScan機能を使用して、現行バージョンのSilverFast Archive Suiteでより速く、より効率的にスキャンすることができます。 2つのフィルムホルダーを互いに隣接してガラス面に配置することで、ExpressScanは2倍の量の画像にアクセスでき、時間を大幅に節約できます。
時間を節約する事によるうれしい追加効果 ExpressScan機能により、スキャナーの読み取りユニットがフラットベッド上を移動する頻度が大幅に減少するため、この機能に対応しているスキャナーのハードウェアを保護します。電力が節約され、スキャナーの機構や素材が保護され、フィルムや画像原稿に影響を与える光の量も減少します。
当社の調査結果の画像は、この画期的な機能を使用することによって得られる大幅な時間の節約を示しています。 ここでは、エプソンGT-X（64ビットHDRi、2,400ppi）を例として使用します。
ストリップフィルムを3列収納できるホルダー（GT-X980）と4列収納できるホルダー（GT-X900、GT-X970）があります。図からわかるように、ストリップフィルムを4列収納できるホルダーを使うと、スキャンと処理が速くなります。また、これらのストリップフィルムホルダーを使用すると、1回のパスでスキャンおよび処理できるネガ画像の量が25%増えます。すなわち画像1枚あたりの平均値は約42秒となります。ストリップフィルムを3列収納するホルダーを使用した場合、1画像あたり約59秒を必要とします。
ExpressScanを使用することで、時間を大幅に節約できることを説明するために、次のような状況を仮定して計算します： 例えば30 年間、毎年10 本のフィルムを撮影します（小旅行、誕生日、クリスマス、盆休み 、年末年始、その他のお祝い事など）。フィルムは通常24枚または36枚の撮影が可能なので、フィルム1本につき平均して30枚の画像が撮影できることになります。 これにより、フィルム1本につき5枚の画像を持つストリップフィルムが6枚になります。
30（年）×10（フィルム／１年分）×6（ストリップ／枚）＝1,800ストリップフィルム（各5画像）：
• ExpressScanを使用しない場合（3列用ホルダー）の作業時間：約303時間
• ExpressScan使用時（3列用ホルダー）の作業時間：約147時間
• ExpressScanを使用しない場合（４列用ホルダー）の作業時間：約308時間
• ExpressScan使用時（４列用ホルダー）の作業時間：約106時間
この試算例は、特許を取得したSilverFast ExpressScanを使用することで、より速くスキャンできることを示しています。この例だけでも、節約できた時間は200時間を超えます。
私たちLaserSoft Imagingは、4列組のストリップフィルムホルダーを使用し、ExpressScan機能を使用することをお勧めします。デジタルアーカイブを作成するのにこれほど効果的な方法はないと確信しています。今すぐアーカイブスイート（Archive Suite）をお試しいただき、新機能ExpressScanでスキャン作業をターボギアにチェンジしましょう。
まずは無料デモバージョンをダウンロードしてSilverFastを実際に使ってみませんか？もしご満足いただけましたらオンラインストアでSilverFastを購入し、デモバージョンのすかしを解除することができます。
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私のスライドライブラリーには、120カ国以上でドキュメンタリー番組のために撮影した100万枚を超えるコダクロームスライドがあります。最近まで、スライドやネガフィルムをデジタル化するのは整然としていて時間がかかるものでしたが、SilverFast ExpressScanを発見しました。SilverFast ExpressScanの手軽さとスピードは、大幅な時間の節約につながりました。スキャンにかかる時間は約70％節約できたと思われます。SilverFast 9は、効率的で高速でもあり、強力です。したがって、独自の設定で非常に高解像度のスキャンを作成する必要がある場合、このアプリケーションは必要なものをすべてサポートしてくれます。
2021年12月14日 新たにリリースされたSilverFast 9.1では、数多くの革新的な機能が搭載されています： ExpressScan（EUと米国で特許を取得）は、大量の画像をスキャンしたいすべての人のために開発されたものです
画像をすばやく簡単にデジタル化します。SilverFast Archive Suiteはスキャナソフトウェアと、スキャン後の画像編集のための画像処理ソフトウェアを完璧な連携で機能するよう構成したパッケージです。
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